[PR] 豊胸術
クワガタやカブトムシの飼育や採集を始めたばかりの頃って、色々なHPを巡ってみても『どうやって調べたらいいの?』『この略語、なんて意味?』など、困ったことはありませんか? そんな初心者ならではの疑問・質問に答える、初めてクワガタやカブトムシに触れる方のためのサイトです! カブトムシや色々なクワガタの飼い方・育て方、採集の仕方など、是非お役立て下さい!!! ■ ミヤマのアゴ・形状作り分け実験 - クワカブ記録は、クワガタ・カブトムシ初心者の皆さんを応援していますよ♪

ご利用ブラウザのアイコンをクリックすると、当サイトをお気に入りに追加することが出来ます♪
インターネット・エクスプローラ Sleipnir FireFox Opera

あなたはゲストユーザーです。
ユーザー登録するには新規登録ページから!


登録方法のFAQはどうやってユーザー登録すればいいのですか?で詳しく紹介しています。

色々と試してみましたが、見事玉砕。。。
現在ネタ切れ中です。
こんなことしたら変わるんぢゃない?
ってアイデア、募集中!!!
経緯

私がクワガタの中で一番好きなのはミヤマクワガタだ。
そして2002年、ひょんなことからミヤマクワガタの飼育をすることが出来るようになり、また多数の先輩ブリーダーとお話できるようになり『これはやってみる価値がある!!!』と思ったのがきっかけだ。

ご存知の通り、ミヤマクワガタの顎は3タイプに分けられる。
『基本型』、『エゾ型』、『フジ型』の3種がそれだ。
『エゾ型』は主に北海道や東北地方といった気温の低い産地で多く採集されている。
『フジ型』は主に富士山近くの産地で多く採集されている。
そのいずれにも当てはまらない地域で採集数の多いのが『基本型』である。

諸先輩方のお話を統合すると、それぞれの形状の発生条件に親の遺伝は関係していないらしい。
これは私の手元にある書籍にも記載されている。
実際に北海道で採集された『エゾ型』の親から産まれた子が、関東で飼育していたら『エゾ型』の成虫が出てきたのはもちろんだが、『基本型』の成虫も出てきた、という報告もある。

現在、顎の形状が変化する理由として世間一般でまことしやかに流れている話では『幼虫時代を過ごす生育環境の温度によるもの』という説。
しかしこの説は現在までで飼育上実証されていない。
しかもおかしなことに、同じ採集場所で形状の異なる上記3種類のミヤマ♂が採取された、という報告がある。
これはどういうことなのだろうか?

クワガタの飛行距離がせいぜい200m程度であることを考えると、採集場所が同じなのであればそれほど温度に違いのある場所で生育した個体群とは思えない。
お互いに同じベクトル上、その両端から飛んできたものと考えてもせいぜい幼虫時代の生育地から離れている距離は400mほどとなる(図A参照)。

図A

たかだか400mでそれほど大きな気温差があるとは到底思えない。(標高差が400mというなら話は別だが、実際クワガタはそれほど高くまでは飛ぶことが出来ない。)
では、何が原因で同じ親から産まれ遺伝子が同じ幼虫でも顎の形状が異なった成虫に変化するのだろうか?。。。

上記説が正しいとするならば同じ形状の顎になるはずである。
しかし現実にこのような発生が起きている。。。
そこで私は考えた。
顎の形状が変化する要因として『温度』が関係しているのは多数産出する産地の気候を考えても疑う余地はない。
しかしその他に『+α』の要因があるのではないか・・・

そこで私の脳裏に挙がった+αの候補が『湿度』。
つまり温度と湿度の両方が密接に関係しているのではなかろうか?
その理由は・・・
図B

十数センチの生育地が異なるだけでも一日中陽の当たらない場所(図B 1の部分)もあれば、一日のうち数十分だけだが陽の当たる場所(図B 2の部分)もある。これにより、若干の成長時温度差、および乾燥の度合いに差が生じ、それが蛹時の顎の成長に影響しているのではないか?

幼虫の住処となる朽木を取り巻く環境(落ち葉なのか、土なのか、など)によって湿潤の状態に差が生じ、それが顎の形状差となって現れるのではないだろうか?

上記と条件としては同一になるが、まるっきり同じ場所に産みつけられた卵であっても、生みつけられた土中の深さによって湿度が違うことは想像に難くない(当然深ければ深いほど湿度高)。この蛹で過ごした環境(深度)の違いで湿潤の状態に差が生じ、それが顎の形状差となって現れたのではないだろうか?

まさか、たかだかそれだけの気温や湿度差で・・・。
しかも私の考えでは上記条件が顎の形状決定に影響するのは蛹の時に限られると思っているのだ。
そんなバカな・・・もしかしたらそのように思われる方がいらっしゃるかも知れない。
しかし私はそれを信じ、実験しようとしているのだ。
なぜなら何点かの気になる事象があり、そのいずれもが上記のような条件を提供することで変化に値する環境と成り得るのではないだろうか?と思われるからである。

1点目はカブトムシ・クワガタが蛹室内で蛹になった時から羽化し、蛹室から抜け出るまでの間にその体から水分を放出するという特徴を持つこと。
よって通常はこの時期、飼育環境下ではなるべく湿度を低くし、逆に温度を上げてやると羽化不全を防ぐことが出来るらしい。
これはどういうことか?
つまり蛹体内や羽化直後の湿度を通常より低く設定することによって水分を拡散しやすくし、温度を通常より高めに設定することで蛹室内の蛹を成虫へと成長させる変化を早める効果をもたらす。
しかし自然下におけるミヤマクワガタやその他の幼虫たちにそのような救いの手を差し伸べるものはない。
自分たちの足、という儚い移動手段しか持たない彼らにとって、すべては周りを取り巻く環境によって決定されてしまうだろう。
だからこそ採集個体の中には少なからず羽化不全が存在しているのだと思われる。
しかしながら羽化不全を起こすほどの湿度の高さ、温度の低さを併せ持つ場所にわざわざ幼虫が蛹室作りを行うはずもない。
彼らは自然の成せる業でそのようなことが起きないであろう場所を選んで蛹室を作り、羽化しているはずである。
そして最適な場所で羽化することが出来た個体が一番生息数の多い『基本型』となっているのではないだろうか。
だが絶対的な、羽化に最適の条件を持った場所というのはそれほど多くは無いのもやはり事実だろう。
そこである程度の妥協をし、蛹室を作った個体は温度が低い・湿度が高い、どちらか一方の問題を抱え、蛹から成虫までのプロセスをゆっくりと行うことになるのではないだろうか?
そしてその結果、第一内歯がよく発達した『フジ型』個体が作出されるのではないだろうか・・・と考察したのだ。

2点目はカブトムシの幼虫を飼育した経験のある方はもしかしたらご存知かも知れない。
土の中にいる幼虫は外気が暖かくなると地表近くまで上がってきて活動し、寒くなると深くまで潜って身動きをとらなくなってしまう。
これは同じように土中で成長をするミヤマクワガタの幼虫にもそのまま当てはまらないだろうか?
つまり通常の環境下であれば表土近くで上に倒木があるような比較的蛹室が壊れづらい環境を探して蛹室作りを行うのではないか?と私は想定した。
しかし中には蛹化する際、表土がしっかりしていない、一日中日陰で温度が急激に上がることがない、などの理由により地面からかなり深い場所に蛹室を作る可能性もあり、そういった個体は温度の上昇しづらい、また湿度が高めの場所に蛹室を作らざるを得ない状況に追い込まれてしまう。
ここから先は1点目と同じように変態のプロセスをゆっくりと行い、『フジ型』の個体となっていくと思われる。

では『エゾ型』はどのような条件下で発生するのだろうか?

私はこの問題を解決する糸口として『エゾ型』を多数産出する北海道の気候を考えてみることが一番だと考えた。
『北海道は春がいっぺんに訪れる』
こんな話を聞いたことがある。
関東などでは春に咲く花も微妙に咲く時期にズレがあり、例えば『桜』と『桃』の花が同時に咲くことはない。
しかし北海道では春の花がいっせいに咲き乱れるのが普通だとかつて北海道にお住まいだった方から伺った。
私はこれが『エゾ型』輩出のヒントなのではないか?と考える。

つまり他の地方ではすでに蛹になっている時期、北海道のミヤマも表土を雪で覆われている状態でありながら蛹になっている。
しかし表土にはまだ残雪があり、それらが暖かくなってきた気温や高度を上げた太陽の光によって溶け出し、溶解した水は地中へと浸透していく。
その水は冷たく、土中の温度を急激に冷やしながら地下水脈まで流れ着く。
そのころミヤマはすでに蛹になっているはずだから当然温度が低く、湿度が高い状態の中で羽化しなければならなくなる。
これは雪で作る『かまくら』の中が暖かいのと同じように、雪が表面を覆い尽くすことによって土中を保温状態にしているだろう、という予測の基に立てた仮説である。
そして、その保温されている状態だからこそミヤマの幼虫は蛹になるのだが、雪解け水が沁み込んで来ることにより温度、湿度とも羽化には決して良い環境とは言えない状況になってしまう。

この仮説の根拠となったのが『桜前線の時期のズレ』と『ミヤマクワガタ発生時期のズレ』である。
例年、本土と北海道とでは『桜の開花時期』に2週間から3週間のズレがある。
桜が花開くには『一定以上の温度が継続すること』が開花の条件となっており、本土と北海道でそれだけ平均気温に違いがある、という証明である。
しかし『ミヤマクワガタ発生時期』に関してはそれほど大きなズレはない。
本土と北海道で、せいぜい1週間もズレるかズレないか、くらいである。
このことから幼虫が蛹になる時期にもそれほど大きなズレはない、と推察される。

以上が『エゾ型』が出来上がるまでのプロセスではないか?と考えた。

今までの仮説を整理してみよう。

『フジ型』になるには

・・・

羽化に適切な温度より低い状態で羽化、あるいは羽化に適切な湿度より高い状態で羽化(図B 1と2の間の部分で羽化)

『エゾ型』になるには

・・・

羽化に適切な温度より低い状態で、なおかつ羽化に適切な湿度より高い状態で羽化(図B 2の部分で羽化)

『基本型』になるには

・・・

羽化に適切な温度・湿度の状態で羽化(図B 1の部分で羽化)

これならば『3種の形状すべてを輩出する産地』があってもおかしくないと私は思ったのだ。

準備

ではこれらを実証するにはどうすれば良いのか?

まず蛹になるまでは同じ環境下で育てるのが第一の条件。
第二に蛹になったら4つのグループ分けをする。

Aのグループは温度低め、湿度高めにする。(よってエゾ型になるはず)
Bのグループは温度高め、湿度高めにする。(よってフジ型になるはず)
Cのグループは温度低め、湿度低めにする。(よってフジ型になるはず)
Dのグループは温度高め、湿度低めにする。(よって基本型になるはず)

これで予想通りの結果が得られれば、この説が正しいと立証したことになるだろう。
現在はまだ幼虫のため実験に取り掛かっていない。

結果

約2年にも及ぶ壮大な(?)実験の結果・・・

惨敗ですっっっ!!!

どうやらσ(^_^)の考えは根底からくつがえされた感じです。
なぜなら、我が家でこれまで飼育してきた幼虫すべての♂個体が『エゾ型』個体の形状で蛹化・羽化したからです。
しかも途中、あまりに幼虫期間が長いのに耐え切れず、2004年6月中は一切の温度管理を全ての幼虫に対して行わず、日によっては28℃程度まで室温が上昇する日も経験させました。
しかもその時期に全個体が気付かぬ間に前蛹?蛹化、そして☆してしまっていたのです。(×_×;)シュン

ちなみに、どのようにこれらの個体を蛹化・羽化まで漕ぎ着けたか、というと・・・(一時クーラー使用)

  12?2月
3?5月
6?8月
9?11月
1年目

室内常温飼育
0℃?15℃

室内常温飼育
12℃?24℃

冷温庫内恒温飼育
12℃?20℃

※ 数個体の♀のみが羽化

冷温庫内恒温飼育
及び室内常温飼育
20℃?24℃

2年目

室内常温飼育
0℃?15℃

室内常温飼育
14℃?27℃

室内常温飼育(一時クーラー使用)
22℃?28℃

※ 全個体が蛹化・羽化・☆

 

にもかかわらず、蛹化・羽化個体が全てエゾ型ということは・・・
σ(^_^)の説はまるっきりの検討ハズレだった、ということが立証されたと思います。

現在、そのうちの1頭を羽化まで記録として追いかけています(こちらのページ参照)が、まだ蛹のこの個体も25?28℃の温度帯で蛹化したものです。

しかし、ではなぜこれらの個体は高温にて蛹化・羽化したのにエゾ型として発現したのか・・・

終齢幼虫期を含めて、彼らは高温状態を経験しているのです。
温度だけがアゴの形状に関連するのであれば、温度差のない室温で、しかも密集して置いてあったビンで育ったわけですからフジ型や基本型が発現してもおかしくないはず。。。

とすると、まず考えられるのは湿度。
やや水分を多め(ギュッと握ると、若干水が染み出してくるくらい)に加えたマットで飼育したので、これらは温度に関係なくエゾ型として発現した、というのが第1の説。

次に考えられるのは、初齢幼虫として卵から孵化したときの温度によって発現型が決まる、というもの。
実はこれらの個体は全て北海道の知り合いから送っていただいた個体でした。
なので孵化時の温度は低かったのではないか?と推測され、それがゆえにその後の飼育温度には関係なくエゾ型として発現した、とも考えられると思います。
しかしこれには若干の否定説が・・・
σ(^_^)の飼育経験での話しではないのですが、あるブリーダーがσ(^_^)と同じように北海道にお住まいの方から幼虫を譲り受け、その幼虫たちが羽化した結果、エゾの子であり北海道で孵化したにも関わらずフジ型として羽化してきた、というものです。
これがもし本当だとするならば、この第2の説はやはり当てはまらないことになります。

第3の説としては、幼虫での成長期に体験した最高気温と最低気温の大きさ。
今回の個体では0?28℃の間で成長したので、気温格差は28℃。
例えばこの格差が30℃になると基本型になり、35℃に広がるとフジ型になるとか。。。
幼虫の成長期間で最高気温としては30℃が限界でしょうから、フジ型にするには最低気温を-5℃まで経験させれば良い、という計算になる。
しかしこれもあくまで推測。
果たしてどれだけの気温差があれば良いのかがわからないので、1年や2年どころか、6?10年、ヘタするともっと期間が必要になってしまうかもしれない。。。
どこかの研究機関でも、この実験やってくれないだろうか?(^_^; アハハ…

いまのところ思いつくのはこれくらいなのですが、この結果によりσ(^_^)ではなくても誰かが発現条件を解明してくれるきっかけとなってくれれば幸いです。

プリンタ用画面
友達に伝える
前
■ 柔らか・芯なし産卵木の作り方
カテゴリートップ
クワカブ実験室
次
■ 100均素材で温室を作ろう

自由利用マーク

【クワカブ記録】内に記述されたあらゆるコンテンツの内容は、学校の様々な活動で使うことを目的とする場合に限り、コピー、送信、配布など、あらゆる非営利目的利用を認めます。

(変更,改変,加工,切除,部分利用,要約,翻訳,変形,脚色,翻案なども含まれます)


どうぞご自由にお役立て下さい。

トップページへ
クワカブ記録はリンクフリーです!

バナーは クワカブ記録 バナー画像 画像をクリックするとダウンロード出来ます!

トップページ以外はURLを変更する可能性がございますため、リンクは

http://kuwakabu.info/

上記URLへ貼っていただけますよう、お願いいたします。

また、相互リンクご希望の方はこちらよりご連絡下さい。
最近スパムメール多数のため、通常のメールですと不着になる可能性があります。
フォームからのご連絡でしたら必ず届きますので、何卒ご了承のほどお願いいたします。

おすすめ!クワガタ、カブトムシ!!!
ログイン
ユーザ名
パスワード
自動ログイン
パスワード紛失 新規登録 HOME
初めてご利用になる方は…
1.

新規登録をClick

2.

必要事項を記入・送信

3.

確認画面で内容確認・送信

4.

登録メールが届くのを確認

5.

メール記載のURLをClick

6.

ユーザー名・パスワード入力

7.

ボタンを押す

これで登録されました!
詳しい手順はFAQのページで紹介しています。

止めよう!地球温暖化

まるち● は、 チーム・マイナス6% に参加しています!


BBS7.COM
MENURNDNEXT
ご協力をお願いします!
飼育者・販売業者様へのお願い
SAVE THE BEETLES
吉川友梨ちゃんを捜して下さい!2003年から行方がわからなくなっています。皆さんの情報提供をお待ちしています!
クワカブ記録 サイト内検索

わからないことは、まず検索!

BIDDER'S 会員登録はこちら!

カブト・クワガタの事なら「やさか」へ!
投稿数ランキング
クワカブ記録 携帯版
qrcode
PCサイトも携帯サイトも
『http://kuwakabu.info/』へ!