採集に行こう!-フルーツトラップ編-
間違いだらけのフルーツトラップ
カブトムシやクワガタの採集方法を紹介している書籍、ホームページなどで、必ずといっていいほど話題に上るフルーツトラップ。
確かに採集の効率を上げ、場所によっては他に有効な採集手段がないこともあります。
しかし、北海道や本州、九州(離島以外)に限って言えば、フルーツトラップ単体で採集しよう!というのはちょっと無理な相談です。
理由は簡単。
フルーツトラップというのは、あまり食べ物が豊富ではない場所の場合にカブトムシやクワガタを集める効果が見込める採集方法なのですが、北海道や本州、九州の離島以外では、フルーツトラップよりも(カブトムシやクワガタにとって)魅力的なエサ、樹液があります。
当然、カブトムシもクワガタも、自分にとって魅力的なエサに多く集まってしまうからです。
では、フルーツトラップはまるで役に立たない採集方法なのでしょうか?
結論から言えば、決してそんなことはありません!!!
ただ、それにはちょっとしたコツがあります。
このコンテンツでは、フルーツトラップの作り方ももちろんご紹介しますが、もっと大切なフルーツトラップの使い方をメインに紹介しようと思います♪
フルーツトラップの作り方
では実際に、フルーツトラップを作ってみましょう。
用意するものは、以下の通りです。
- パイナップル・・・1/4個
- 赤ワイン・・・350cc
(1本1,000円以下の安いもので充分です。残りを飲みたい人は、そこそこのものを使っても構いませんけれど(笑))
- バナナリキュール・・・100cc
(これも安いもので充分ですが、ケーキ用の小瓶に入ったものは避けたほうが無難です。ミニチュアボトル2本くらい購入するか、フルボトルを購入しましょう。BOLSのクレーム・ド・バナナなら1,500円程度で購入出来ます。)
- 黒酢・・・50cc
(しっかり熟成していて、あまり酢酸臭くない黒酢が良いです。)
- ビニール袋・・・上記材料を全て入れてもきちんと封が出来て、中の液体がこぼれないもの
(ジップ式のビニール袋が、素材に厚みもあって漏れにくくベスト。他にもタッパーなどで代用することも出来ます。)
材料の用意が出来たら、フルーツトラップの仕込みです。
まずはパイナップルをカットすることから始めます。
![]() | 1. | まずは1/4個のパイナップルの、底の部分とヘタの部分をカットします。 |
![]() | 2. | 次に外側の固い皮をむきます。 |
![]() | 3. | 最後はパイナップルの実の部分を1.5cmの厚さでカットします。 |
うまくパイナップルをカット出来ましたか?
次はフルーツトラップの肝となる、漬け込み液の作り方です。
| 1. | 最初は手鍋に赤ワインを分量通り注ぎます。 | 2. | 火を止めた赤ワインからは、アルコールの刺激臭が漂っていることと思います。 |
3. | 全ての材料が良く混ざったら、荒熱が取れるまでそのまましばらく放置します。 |
ではフルーツトラップ作成の最終段階、漬け込みに移りましょう。
先ほど作った漬け込み液からは、アルコール臭と、かすかに酸味を感じる甘ったるい香りが漂っていることと思います。
これを温かいうちに用意しておいたビニール袋へ移します。
くれぐれもやけどをしないように、慎重に!
無事ビニール袋に移し終わったら、切っておいたパイナップルをこの中に放り込みます。
あとは最低12時間、出来れば丸2日間以上、常温で漬け込んでおくだけ。
とはいっても、12時間に一度くらい、袋の口を開けて通気させてあげる必要があります。
フルーツトラップ作成の重要ポイント!
要は発酵させるわけですから、ワインの持つ酵母に新鮮な空気を吸わせてあげる必要があるのです。
こうして出来たフルーツトラップは、ただ焼酎に漬けただけのバナナトラップよりも、格段に香りが強く、よりカブトムシやクワガタの指向性に合ったトラップへと変身してくれますよ!
フルーツトラップの使い方
ではフルーツトラップも出来上がったところで、今度は実際の使用方法をレクチャーしましょう!
北海道や本州、九州においては、フルーツトラップ単体での効果が薄いことは先に述べました。
その理由、覚えています???
そう、他にもっと魅力的なエサがあるから・・・でしたね。
アレ???
ちょっと待って下さい。
では「エサのないところで使用したら?」どういうことになるでしょう。
そうです!
フルーツトラップは、カブトムシやクワガタのエサがないところに仕掛けておくのが、一番効果的な採集方法なのです!!!
では、以下に実際σ(^_^)が行っている、フルーツトラップを使った採集方法をご紹介いたします!
灯下採集と組み合わせたフルーツトラップの使い方
採集の方法を知ろう!のページでもご紹介していますが、一番効果が高く、オススメのフルーツトラップ利用法です!
まずは昼間のうちにカブトムシやクワガタがいそうな場所で外灯を探し、路上や側溝などにカブトムシやクワガタの死骸が多く落ちている外灯をチェックしておきます。
夜7時ごろ、チェックしておいた外灯の、明かりが届くギリギリのところにある、石影や草影、歩道と車道の段差部分など、クワガタやカブトムシが隠れそうな場所に、作り方を紹介したフルーツトラップをビニール袋から取り出し、そのまま直に置きます。
決してストッキングに入れたりしないこと!!!
他の外灯にも同じようにフルーツトラップをセットして回ります。
あとは30分に一回くらい、セットしておいたトラップを見て回るだけ。
時間もセットしてから夜10時半くらいまでが限度です。
最後にもう一度順にトラップを回収しながら見回って終了します。
我が家では、夏の家族旅行でよくこの手を使います。
理由は簡単。
普段から見回っている土地ではないので、どこに樹液が出ていて、どの辺が生息地なのか見当をつけずらいからです。
昼間のうちに林の中を下見して回ればいいのでしょうが、せっかく遊びに来ているのに、一日中虫探し、しかも昼間は見付かることがほとんどないため、単なる下見をするだけ・・・って、もったいないじゃないですか。
↑そう思うのはσ(^_^)だけ???
大抵2-3泊するので、翌日にもう一度(3-4回くらいまで使いまわし可)同じトラップが使るのも、パイナップルならでは。
が・・・
回収し忘れてしまうと、まず間違いなく朝になったらカラスなどの鳥たちに、せっかく作ったフルーツトラップが食べられてしまいます。
絶対に回収忘れのないようにしましょう!
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