- 2000年夏・つづき -
さて、家に持ち帰ったカブトムシ。
連れて帰ったはいいものの、飼育の経験など小学生の頃以来でほとんど覚えちゃいない。。。どうしよう。。。
とりあえず飼育するのにケースは必要だ。確か子供の頃使っていたケースがどこかに・・・ゴソゴソ。
で、ありましたよ!
実家っていいですねぇ、とこういうときには痛感します。お父さん、お母さんを大切にしよう!
まぁ、そんなこんなで入れ物は確保できた。
あとはなんだっけ???
そうそう、カブトムシは昼間土の中にもぐって寝ているはずだから、腐葉土が必要だ。でもそんなもの、普通は家庭で常備してないよな。。。
で、DOIT(ドイト)といううちから近いホーム・センターまで買出しに行くこととなりました。
これが良かった。
知りませんでしたよ、この歳になるまで。
子供の頃は捕まえてきたカブトムシやクワガタにスイカの皮やきゅうり、桃などをエサとしてあげていましたが、今はそんなのナンセンス。
チッチって感じぃ。
別に今風に言えばいいってもんじゃないですが、専用のゼリーで出来たエサが売ってるじゃない!
それらをセットできる専用の木も!!!
『こいつは上げ膳据え膳だぜ』
と思いつつ早速購入。
ちなみに当然腐葉土も買い求め、家路につきました。
これでこの夏はおしまい。とはいかないんですね、コレが・・・
ようやくカブトムシの飼育法を思い出し、最近の飼育法も買ってきたエサゼリーの袋の裏に書いてあるものや、買ってきた本(後述)で勉強(?)し、やれやれ・・・と思っていたのもつかの間!
世にも恐ろしい、かの有名な
『ライチ ぷるるん事件』
が発生することになるとは予想もしていませんでした。。。
え!?あなたは予想してました?
そうですか。
そいつは良かった。。。
〜―γ( ̄ο ̄)oΟ◯フゥ
で、正直に白状したらどうなんだ?
やったんだろ?お前が・・・
うぅぅ。。。刑事さんんんんん って早く進めろよ!おいっ!
おほんっ!
さて、この頃は息子(当時2歳9ヶ月)のカブトムシ(別名:かっぷっちぃ)症候群がピークを迎えていました。
来る日も来る日も
『かっぷっちぃ、触っていい?』
『かっぷっちぃ取る!』←ケースから取り出すの意
私の部屋に飼育ケースを置いていたので、その都度人の部屋へ入って来てカブトムシを手に取り、自分たちの寝室へ持って行っては床を歩かせたり、ケンカさせたりして遊んでいました。
そんなある日のこと・・・
『かっぷっちぃ、いい?』
と息子が家内に聞きました(私は仕事に行っていて留守にしていました)。
用事をしていた家内はふたつ返事で許可し、喜び勇んだ息子は一人、私の部屋へ入っていきました(予想)。
しばらく静寂・・・(↓をクリック!)
さて、心は癒されましたか?
癒されましたね?
癒されたでしょう!
何秒経ったでしょうか・・・。
いきなり家内のドアップが写ります。
)゚O゚( ヒィィィ・・・・・
お見苦しい場面がございましたことをお詫びいたします。。。
ところで皆さん、カブトムシのオスをつかむ時、どこを持てばいいか知っていますか?
私ははっきり言って知りませんでした。
今まで自己流(?)でカブトムシを掴み、それが普通だと思っていました。
正式にはカブトムシの後胸の部分、中胸に近い部分を人差し指と親指で挟むようにして掴むんです。
それを知らなかった私は、子供たちにも自己流の持ち方を教えていました。
そして今まさに息子は教えを忠実に守り、そしてこの悲劇が起こってしまったのです。。。
|
【 自己流の持ち方講座 】
カブトムシの特徴はなんと言ってもその角にあります。
大きい角は頭と連動して動きます。
そのためこの大きい角を無理に引っ張ると、頭ごと取れてしまいます。
また、カブトムシには大きい角の下、胸の部分に小さい角もあります。
この角は前胸と呼ばれる部分に生えているだけで動きません。
しかも堅いです。
なのでここを持つとつまみやすいです。
足で引っ掻かれて痛い思いをしなくて済みます。
ぜひ試してみましょう!
(ホントにやらないで下さい m(_ _)m )
|
息子は私に言われた通りにしただけです。罪はありません。
カブトムシは力が強く、木にしがみつく力も半端じゃありません。
このとき、カブトムシ自身は自然の摂理に従ったまでです。
いわば自己防衛をしようとしたのです。
よってカブトムシにも罪はありません。
勘のいいあなたでしたらもうお気付きでしょう。。。
そうです。
ここを持ちなさい、と教えた小さい角がキレイに取れて息子の手の中にすっぽりと・・・
あぁ、私のせいですよ。
煮るなり焼くなり好きにしてやっておくんなせい!←よくいうところのギャクギレですな。。。
さて、次の日の朝方。。。
普段通りに仕事から帰ってきた私に家内が
『ねぇチョット、来て来て!!!』
手を引かれるままに連れて行かれた私が見たものは、無残にもかつては小さな角が生えていた部分にぽっかりと穴の開いたかわいそうなカブトムシでした。。。
ところが絶句している私をよそに、家内は
『ここの所よく見てよ!!!ほらっ!中に白くてぷるんとしたものが見えるでしょ?なんだかライチの皮むいたあとの中身みたいだねぇ。。。』(*^。^*)ウットリ・・・
こらこら。それどころじゃないだろぉ・・・。
ぽーっとなっている家内を現実世界に引き戻し、折れた角はどうしたのか聞いてみたらちゃんと取ってある、と言う。
ここで飼育しはじめに買っておいた本の一文が頭に浮かんできた。(以下引用)
これはマズイ。。。
このことが原因でこのカブトムシが死ぬようなことがあったら、もしかしたら息子が責任を感じて『もう触らない』などと言い出しかねない。。。
かといってこの本には≪取れてしまった角をくっつける方法はありません≫と書かれています。
マズイ。
まずいぞ!
どうする?私・・・。
そこでぱっとひらめく1億個の灰色の脳細胞。
静かに目を開いた私はゆっくりと口を開き、
『犯人はお前だ!』
とポワロごっこをすることもなく、アロンアルファでくっつけよう!と思い立ちました。
皆さんはご存知でしたか?アロンアルファが万能接着剤として開発された理由を・・・
実はアロンアルファ自体、人間の心臓を手術する際に必要、ということで作られました。
心房の周りを網の目のように取り囲むあまりに細かい毛細血管などは、その細かさゆえいちいち縫合することは出来ません。
かといってそのまま血止めをしないで放っておくと、場所が場所なだけに出血多量で危なくなることもあります。
そのために毛細血管の止血用に開発されたものがアロンアルファだったのです!
それを知ってか知らずか、料理人やバーテンダーなどは包丁や氷などで指を切った際の血止めとしてアロンアルファをよく使います。
バンドエイドなどのようにすぐ水仕事をしてもはがれず、めったなことでは再度血が噴き出すこともないからです。
(ただしアロンアルファを傷口につけた瞬間からものすごく沁みます。水バンを使用した経験のある方ならば、あれをもっとヒドクしたような感じです。)
それはさておき、人間に大丈夫ならカブトムシでもきっと大丈夫なはず。
それに外面はプラモデルみたいだし・・・。
えい!ペタッ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだ。
つくじゃん。
チョットまわりがアロンアルファで白くなっちゃったけど・・・。
それから何回か息子が小さい角を持つと、そのカブトムシの小さい角が取れてしまうことがありましたが、そのたびにアロンアルファでくっつけて、結局そのカブトムシはそれから1ヶ月ほど生きていました。
(小さい角が取れなかったカブトムシのほうが先に死んでしまいました。)
ちゃんちゃん。
え!?これだけ???
そうなんです。
この年はこれだけで済んだんです。
運のいいことに・・・
なんといってもメスがいなかったのが大きい!!!
それが何故かは2001年になれば理解できることでしょう。。。(ホントかな )
|